
4月20日、リートンテクノロジーズ(Wrtn Technologies Inc.)による「リートン(wrtn)」日本バージョンローンチに向けた記者会見が行われました。記者会見には、CEOのハン・スンウ氏、日本事業リードの金 起漢氏が登壇しました。
記者会見では、リートン日本バージョンが今春ローンチされることが発表され、日本進出への意気込みや展望が示されました。

リートンテクノロジーズは、韓国において生成AIを活用したライティングソリューション のリートンを提供しています。2022年10月にリートンβ版がリリースされ、公開4カ月で10万人を超えるユーザーが20億個以上の単語を生成し、国民的GPT応用サービスとなっています。メール・記事作成、商品紹介文、キャッチフレーズ、顧客対応メッセージなどさまざまな用途で50種類以上のAIテキスト生成が可能で、韓国では様々な現場でリートンが活用されています。強みとしては、NaverのHyperClova、GPT-4、自社モデルなど5つ以上の大規模言語モデルを構築しており、ChatGPTより安価で高速なサービスを有している点が挙げられます。
今回、日本語バージョンがリリースされ、多様な目的に特化した50種類以上のツールが提供されるだけでなく、対話型インターフェースをベースに文章生成機能を提供することでより高いユーザビリティが実現されます。リートン日本バージョンは、無料での提供が予定されています。
さらに、リートン日本バージョンは、コンテンツ生成サービスから生成AIプラットフォームとしての拡大を予定しています。さまざまなパートナー企業と連携し、宿泊予約、オンラインショッピング、デリバリーなどをAIチャットインターフェースで行えるシステムの構築を目指しています。ハン・スンウ氏は、リートンを「日本の文化と生活に一番適したサービス」として提供していくと述べました。また、創業時から日本進出への志を持っていたことを明かし、リートンを非英語圏で「誰よりも早く、誰よりも品質の高いサービス」にしていくと意気込みを語りました。