4月4日、ProPadel Japanによる「パデル事業開始記念発表会」が行われました。発表会には、ProPadel Japan代表取締役の松島俊夫氏、取締役のレアンドロ・マルティネス‐スリータ・ジュリア氏、日本パデル協会会長の中塚浩二アントニオ氏、パデルガリスCEOのファン・ラジャス・ロッジ氏、駐日スペイン王国大使のフィデル・センダゴルダ・ゴメス・デル・カンピージョ氏が登壇しました。
発表会では、世界最大のパデルコート製造メーカーであるスペインのパデルガリス社と代理店契約を結んだことが発表され、日本におけるパデルコートの輸入に注力する方針が示されました。
ProPadel Japanは、日本におけるパデルコート、用具の輸入販売やクラブの運営支援などを主な事業としています。また、パデルガリス社は、現在まで世界70か国以上に8000以上のコートを建設、設置してきました。世界大会でのコートの提供も行っています。今回の契約により、日本に世界トップレベルのコートを継続的に輸入することが可能になり、パデルのさらなる普及が見込めるとのことです。
パデルは、スペインで誕生した「テニス」をベースにしたラケットスポーツです。テニスと異なるのは、コートが小さく、強化ガラスと金網に囲われていることです。ガラスや金網にリバウンドしたボールを打ち返すことが可能で、多様な戦術を楽しむことができます。小さいコートや扱いやすいラケットのため、スポーツ初心者や、子供や高齢者などレベルを問わず楽しむことが可能です。
パデルはヨーロッパを中心に世界各国で成長しており、コート数が急増しています。現在の日本のパデル業界は、競技人口3万人、施設数26、コート数42面という規模に成長。松島氏は、現在の日本のパデル業界を「黎明期」として、今後さらに成長していくと述べました。また、2023年から2026年の間にコート販売数1000面を達成するというビジョンを示し、「パデルスポーツの発展に貢献したい」と意気込みを語りました。