<コロナ禍>日本観察日記 神奈川編

新型コロナウィルスによる緊急事態宣言発令から1ヶ月。
5月末までの延長が決まって迎えた初めての週末、人々がどのように過ごしているのか
News Pocket編集部は8日から10日までの3日間を取材した。

都心部に続き、記者が日曜日に訪れたのは東京と神奈川の県境に位置する二子玉川河川敷。
毎年この時期になると家族連れや多くの若者が訪れバーベキュー会場へと姿を変えるこの場所。
マナー悪い利用者も増えていく中、数年前から有料化したが、それでも河川敷一面にバーベキュー客のテントが張り巡らされていた。
しかし、今年は自粛の影響でバーベキュー客の姿は無く、散歩をする人、部活の練習をする人の姿のみ…、と思いきや、川を挟んだ向かいの世田谷方面では釣りを楽しむ親子や自前のテントを持ち込み、テントを貼って食事を楽しむ家族など賑わいを見せていた。

それから車に乗り込み記者は横浜方面へ。
普段は週末混み合い、1時間近くかかることもある高速道路だが、全く混む様子もなく30分程度でみなとみらいに到着。

閉鎖され閑散とした「観覧車」や「赤レンガ倉庫」を横目に最後に訪れたのは「山下倉庫」。

ここは、記者が2週間ほど前に訪れた時は緊急事態宣言にも関わらず遊び場を失った子連れの家族や多くのカップルが賑わいを見せていた。
しかし、今はベンチに規制線が張られ随分と人の数が減っていた。

このまま順調にいけば宣言解除まであと20日程度。
行き場を失った人々は自宅でその日を待ちわびていることだろう。

【文・構成 News Pocket編集部】