もはや歌うだけじゃない「進化系カラオケ」、全国のカラオケルームがライブ会場に! JOYSOUND「みるハコ」ライブ・ビューイング体験レポート

去る2月9日、東京都港区港南のJOYSOUND品川港南口店で、「JOYSOUNDみるハコ ライブ・ビューイング体験会」が行われた。その模様をレポートする。

「みるハコ」とは、JOYSOUNDで知られる株式会社エクシングが企画する、カラオケルームを活用した新たなサービスのこと。昨今、「カラオケBOXをカラオケ目的以外で利用する」という利用者が増えつつある中、「食事・喫茶店替わり」に利用するという回答に次いで、好きなアーティストの映像などを見る「映像視聴」のニーズが高いという調査結果を受け、カラオケルームにおいても、映画館と同様にアーティストの公演などのライブ・ビューイングを実施することで、多様化する利用者のニーズに応えようという試みだ。

カラオケBOXは、周りに気兼ねなく過ごせる身近な個室プライベート空間でありながら、軽食やアルコール、ソフトドリンクなど、多種多様な飲食メニューが手軽に楽しめる上、近年はプロジェクター設置ルームも急増中。若年層はもちろん、普段映画館やライブ会場に足を運べない子育て中のファミリー層でも気軽にライブ・ビューイングが体験できる、うってつけのスペースと言えるのだ。

従来のカラオケでは本体に楽曲や映像のデータを記録するための配信データの本数や尺に上限があったが、JOYSOUNDではエクシングの親会社にあたるブラザーが独自開発した「Einy」というプラットフォームを介し、無制限で配信可能となったことから、長尺映像コンテンツや生配信が実現。過去に映画『リング』やアニメ『ルパン三世』などの人気作品のほか、アイドルグループのライブなどが無料/有料にて配信され、多くのユーザーから高評価を得ているという。

この日は、沖縄出身のアーティスト「HY」の20周年を記念したツアーの千秋楽@沖縄の模様が、全国のJOYSOUND MAX GOの機能が備わったカラオケルームにて、リアルタイムで配信された。

手順としては、事前に「みるハコ専用サイト」で電子チケットを購入し、当日ライブ配信が行われる最寄りのカラオケ店の受付にて、カラオケルームの利用を申し込む。その後、カラオケルーム内のJOY padにてチケットQRコードを読み込み、配信開始と同時に視聴する、と言う流れとなる。

カラオケルームの料金システムは店舗ごとによって異なるが、ライブ・ビューイングを楽しむ場合、フリータイムでおつまみセットや飲み放題などを付けて利用するのがオススメだ。おつまみとドリンクを注文し終わったら、カラオケルーム内の照明を落とし、後はお目当てのライブが始まるのを待つだけ。待機中もスピーカーからはアーティストの音源が流れ、目の前の画面には客席の様子が映し出されるため、まさにライブ会場にいるかのような気分が味わえる。

この日、3面のプロジェクタールームでは、乳幼児連れのファミリーがHYのライブ・ビューイングを視聴していたのだが、ライブ会場の雰囲気も味わいながら、ファミレス感覚で食事も同時に済ませられるとあって、親子共々リラックスしながら楽しんでいる様子が伝わってきた。スピーカーの音量や部屋の明るさも好みで調節できる上、子どもが多少騒いでも周りに気兼することなくゆったり過ごせるのも、カラオケルームならではの特長だ。

アーティストのファン同士で集まって一緒に歌って盛り上がるも良し、スマホ片手に気軽におしゃべりしながらまったりするも良し。交通費や移動時間をかけずにリアルタイムでライブが視聴できるだけでなく、ライブ会場や映画館とはまた一味違う楽しみ方ができるという意味では、カラオケルームでのライブ・ビューイングのニーズはかなりありそうだ。

さらに今後JOYSOUNDでは「LDH PERFECT YEAR 2020」と年間を通じたタイアップを行うことも決定しており、その第一弾としてEXILEを始めとするLDH所属の5組のアーティストのライブ映像を「みるハコ」にて無料配信するほか、年内には全国のカラオケルームでLDH所属アーティスト初のライブ・ビューイングの実施も予定されている。

もはや歌うだけなく、映像配信を通じてカラオケルームに新たなエンターテインメント空間としての価値を生み出す「みるハコ」の今後の展開に、ますます注目が集まりそうだ。