「水から蓄電」で電池いらず!? 介護用オムツや漏水検知など活用次第で便利が広がる驚きの技術が登場!

「水から発電できたらクリーンだし、お金かからないし、どれだけ便利になるだろう?」そんなドラ○もんに出てきそうな未来の技術が現実のモノとなろうとしている。開発したのはエイブリックという半導体メーカー。高齢化社会には欠かせないであろう介護用オムツ、そして建物の配水管に設置できる漏水検知器として実用化が近いという。はたしてどんな技術なのか…!?その前に基本的な仕組みをご説明。

水で発電する仕組みとは?
使用されているのは紐状や帯状の金属と半導体を組み合わせた回路。仕組みは金属が水溶液と接触した際に電子を残してイオン化。この時、電子はイオン化しやすい金属からイオン化しにくい金属に移動して〜…
つまり簡単にいうと金属が水に触れると電子を発生する反応が起きるため、その電子を半導体に蓄電できるという。Bluetoothを利用すれば、半導体が電波1回分の電力を蓄えるたびに回路から信号を送ることができるので、スマートフォンなどと連動させることが可能。ちなみにBluetoothはwi-fiよりも小電力でも電波の発信が可能なので利用しやすいとのこと。

(写真のロープの中には発電するための金属が入っている)

取り替え時を教えてくれるオムツ
この仕組みを介護が必要な高齢者のオムツにつければ排尿時に発電し、家族や介護士に通知してくれる。泣いて教える赤ん坊と違い、介護が必要な高齢者の中には不快感を伝えづらい人もいるだろうし、介護士もちょくちょくオムツを確認するのが大変な時もある。そんな両者の煩わしさを解決してくれるのが、このオムツなのだ。

配水管の水漏れ箇所も瞬時に検知可能に!
また電波を発信するデバイスを建物の配水管に何ヶ所か設置することで、管のどこで漏水が起きているのかを瞬時に見つけることができるようになる。この技術は近々実用化される予定とのこと。

クリーンブースト技術とは?
この水から発電する技術は「クリーンブースト」と呼ばれ、コレまで使われずに捨てられてきた微小なエネルギーを蓄積し活用する技術のひとつ。エイブリックは本来、時計の省電力技術のメーカーで、その技術をベースに立命館大学と共同研究を進めているという。水だけでなく太陽光、体温や振動といった自然状況で発生する電気を集めてエネルギーとして活用できるため、電池交換が不要なIoTクラウドサービスが実現できるようになるとのこと。

この研究が進めば、将来には大容量の電気を蓄電できるようになるかもしれない。エネルギー問題の解決につながる技術開発に期待したい。