IT人材に求められるスキルとは?CompTIA CEO&エバンジェリスト来日

IT 関連の資格を提供する業界団体CompTIA日本支局(本部:米国イリノイ州/日本支局長 デニス・クオック)は、「次のITとは?IT人材に求められるもの」をテーマとして、プレジデント兼CEOトッド・ティビドーとエバンジェリストのジェームス・スタンガー博士が来日し、1月30日(木)に都内でメディア向けセミナーを開催しました。


はじめに、プレジデント兼CEOトッド・ティビドー氏は「AIや自動運転などの新興技術の与える影響が、この1年ほどでますます大きくなるなかで、技術を使いこなせる人材が不足していることは問題」と業界の課題点を挙げました。また、「特に今年は五輪が開催されることもあり、膨大なネットワークを管理するサイバーセキュリティの強化が求められる」とコメント。「サイバーセキュリティの資格であるCompTIA Security+認定資格は、最も世界で広く認められているものであり、昨今需要が急速に増加している」と近況を述べました。さらに、「IT人材のスキル不足は問題であり、よくある5日間で習得を目指すような短期間でのトレーニングでは不十分。」と指摘。「CompTIAとしては、実際の作業内容に基づいた、より実践的なトレーニング手法を確立することがこれからの1年の課題」と今後を語りました。

次にエバンジェリストのジェームス・スタンガー博士が登壇し、まず「いまの世界は、AIやIoTなどの様々な新興技術によって支えられる“アンビエントコンピューティング”“ニューノーマルワールド”と形容されるような状況にある」とし、「そういった世界においては、人々の行動がデータや情報に変換され、カスタマイズされていくようになる」とコメント。「こういった動きは、情報に基づいた第4次産業革命の一部であり、今後企業は人々のデータを活用し、管理して守っていくことで利益を上げていく」と予測を述べました。また、「データベース管理やデータの可視化、予測分析などのデータ・情報に関するスキルは、セキュリティ分野に関わるという意味でも今後重要である」とコメント。さらに、「今後のIT人材は、サーバールームにこもっているような存在ではない。管理層やマーケターと協議しながら、カスタマーエクスペリエンスを改善していく」として、「コミュニケーション能力や分析能力も、今後のIT人材に求められる」と伝えました。


最後に、CompTIA日本支局シニアコンサルタントの板見谷剛史氏が登壇。ITトレンドがめまぐるしく変化していくなかで、「それを全てキャッチアップしようとするのではなく、そのなかで求められる最大公約数的な共通基盤であるCompTIA認定資格通じて学習すれば、トレンドが変わっても対応力を養うことができる」とサービスをアピールしました。また、最近の取り組みとして、オフィシャルコンテンツ「CompTIA Labs」の提供開始を発表。実践的能力を養うコンテンツが充実しており、単品購入可&リーズナブルであることが特徴とのこと。高額な研修もあるなかで、ユーザーが気軽に利用しやすい環境を提供することで、「IT人材の育成に貢献していきたい」と抱負を述べました。