API連携でスピーディーにビジネスの可能性を広げ、 生産性をあげる「freee オープンプラットフォーム」

金融機関との連携によってリアルタイムで把握できる会計データ

中小企業や個人事業主にとって、バックオフィス業務は、なるべく時間を取られたくないもの。大切なことだとわかっていても、できるだけ効率的に、楽に遂行したいというのが本音だ。しかし、そんな気持ちとは裏腹に、勤怠管理や給与計算、在庫管理や会計業務など、バックオフィス業務は細かく、意外に多く、そして、正直なところ面倒くさい。さまざまなオンラインサービスを使用しても、その悩みがなかなか解消されないのはなぜだろう。それは、いくつもの業務をバラバラに処理しているから、かもしれない。

「スモールサービスを、世界の中心に。」をミッションに掲げ、バックフィス業務を効率化するソリューションを提供しているfreee株式会社(本社:東京都品川区、CEO:佐々木大輔 以下freee)は、そんな中小企業や個人事業主の業務の悩みに応え、今年、あるサービスを強化するという。それは、API連携。「freee オープンプラットフォーム」と名付け、すでに2018年から取り組んできたことだが、さらなる進化を遂げる。

その進化のひとつというのは、金融機関とのAPI連携だ。2019年1月時点で、14行とのAPI連携を含む30の金融機関との戦略的連携を完了しているが、さらに260ある信用金庫のうち253社とのAPI連携契約を締結した。メリットのひとつとしては、金融機関のデータがリアルタイムでfreeeに提供されることによって、会計データがリアルタイムに把握できることが挙げられる。〝時は金なり〟と考えると、その短縮は生産性の向上につながっていくだろう。

freeeは、金融サービスを代行する「freee finance lab株式会社」を今年度中にリリースすると発表している。またひとつ、freeeが頼もしく進化しそうだ。

専門性の高いアプリを組み合わせて使いやすくカスタマイズする

もうひとつ、今回発表されたのは、「freee アプリストア」のスタート。これは、ユーザーが自分のビジネス課題にフィットするアプリケーションを自由に探すことができる場所。他社のアプリケーションとfreeeがAPI連携をすることによって、よりユーザーが求めるものを手に入れることができる。決して、「すべてのサービスをfreeeで」と言わず、他社とうまく連携していく。その自由な考え方は、実にfreeeらしく軽やかだ。

freee株式会社 CEO 佐々木大輔は、こう話す。
「わたしたちは、バックオフィス業務の全てをfreeeで、とは考えていません。それぞれ適した他社サービスを組み合わせて使って欲しい。それが、わたしたちが大切にしている『ユーザーに本質的(マジ)で価値ある』という考え方なんです」

freeeアプリストアでは、サイト内でキーワード検索をすることができるので、適したアプリケーションをみつけるのも簡単。しかも、簡単にAPI連携することができるから、ユーザーにとってストレスがほとんどない。いくつものアプリケーションを組み合わせて使っているのに、freeeがある種の〝ハブ〟の役割を果たしてくれることによって、本来バラバラなサービスが、ユーザーにとってはひとつのものとして存在できる。

freeeアプリストアにアプリケーションを掲載している株式会社SmartHRの倉橋隆文氏はこう語る。
「昔は、ショッピングに関しても1箇所で何でも買うことができる量販店という形態が多かったですが、現在は、専門性がある方がいいサービスが受けられるので、そういう店舗で買い物をする方が増えていますよね。アプリケーションもそう。弊社も、労務の中で労務管理に特化していますが、そういう強いサービスを組み合わせて使って欲しいと思っています。しかし、これには唯一の弱点がありました。それは、それぞれの入力が必要だったということ。それが、freeeのおかげで簡単に連携できるようになり、便利に使いやすいサービスを提供できるようになりました」

また、勤怠管理システム「KING OF TIME」を開発した株式会社ヒューマンテクノロジーズの家崎晃一氏は、こうも語る。
「今までは、勤怠データをcvsとしてアウトプットしたものをソフトにインポートするというのがスタンダードでした。それが、ワンクリックでAPI連携をして自動的にfreeeに移行できるようになりました。アプリストアとのサービス連携をすることで、よりユーザーの業務改善をサポートすることができるようになったと思います」

連携アプリが開発されることはマーケットの拡大にもつながる

freeeアプリストアは、ユーザーだけでなくアプリケーションの開発者が、より多くのユーザーに対して開発したプロダクトを届けることができるという意味でも有効だ。こうしてfreeeがAPIを公開し、金融機関や多くのアプリケーションと連携を取ることができるようなったことは、マーケットの拡大につながるとfreeeの開発者、横路隆氏は語る。
「日本でのAPI連携は、まだまだ時間がかかります。一般的には、パッケージ連携の申請を出し、機密保持契約を交わし、交渉してリリースというプロセスを踏み、リリースできるのは3週間〜半年後になってしまうことも珍しくありません。しかし、世界では、ファーストタッチからAPI連携が5分で開始できるというほど、とても時間が短くなっています。このスピードで、マーケットが拡大していると思います。開発者は、できるだけ役立つものを作りたい。そして、それをできるだけ楽をして作りたいものではないでしょうか。それを叶えてくれるのが、freeeアプリストアなんです」

freeeのAPI連携という取り組みは、ユーザーはもちろんのこと、開発者にとっても大きな可能性につながっているように感じる。
また、開発専門の人でなくても、アプリケーション開発に挑戦できる場、知識やアイデアをシェアできる場として、「freee OPEN GUILD」というコミュニティをオープンしている。こうして、開発への門戸が広く開かれることは、結果的に、ユーザーの生産性にもつながっていくということだろう。

freeeは、金融機関とのAPI連携を、2020年12月末までに法人ユーザーカバー率90%にすると宣言し、また「freeeアプリストア」では、300アプリとの連携を目指すという。API連携ができる金融機関や使い勝手の良いアプリケーションが増えることは、さまざまな便利なツールがひょいと手が届く距離に近づくようなイメージに近いかもしれない。「freee オープンプラットフォーム」は、スモールビジネスに関わる中小企業や個人事業主にとっては、とてつもなく心強い存在になるはずだ。そして、350万を超える中小企業や個人事業主が、より自由に羽ばたくことができることによって、横路氏が語るようにマーケットはもっと拡大していくにちがいない。スモールビジネスがより力をつけて、世の中をおもしろくしていくかもしれない。そう考えるだけで、わくわくしてくるのだ。

freee株式会社
クラウド会計ソフトfreee
freee Developers Community(APIリファレンス)
freee アプリストア