月刊誌「Forbes JAPAN」による日本の起業家ランキング2019のトップ10の表彰式が開催。未来へのビジョンが語られた。

師走が近づく11月下旬、Forbes JAPAN CEO Conference 2018が開催された。『Best Visionary Story 2018 =「未来」から選ばれる企業の条件=』をテーマにしたカンファレンスで、大企業経営者、起業家、投資家、そして次世代を担う若手リーダー達が日本全国から集った。トークセッションとしてステージに登壇したのは、出井伸之さん(クオンタムリープ 代表取締役)、田中正明さん(産業革新投資機構 代表取締役社長CEO)、竹中平蔵さん(経済学者)、朝倉祐介さん(シニフィアン 共同代表 政策研究大学院大学 客員研究員)、石川善樹さん(予防医学研究者)など。どんな未来が待っているのかを語ってくれた。

このトークセッションとともに、11月発売号で発表された新しい日本のビジネスシーンを牽引する「日本の起業家ランキング2019」に選出されたトップ10の表彰式も開催された。
「日本の起業家ランキング2019」の1位に選ばれたのは、活動限界をむかえたロケットの破片など「宇宙ゴミ」の除去を事業ミッションに掲げるアストロスケールの岡田光信さん。「私たちは今、持続可能な社会のために意識と行動を変えなければならない。私たちが責任を持って技術革新にコミットして、変えていくしかない。宇宙ゴミ問題は6年前に始めたとき、みんなに市場がないと笑われました。市場がないならつくりだせばいい。みなさんとともに、2050年に持続可能な社会をつくりあげたい」とメッセージ。

2位には、累計ダウンロード数3500万を超えるニュース閲覧アプリ「SmartNews」を運営するスマートニュースの鈴木健さんと浜本階生さんが選出された。「この社会を少しでも良くしたいと思っている人たちが、実際にそれを信じることができて、実際に自分たちの力で変えていける社会。そういったものを目指していきたい」と代表して鈴木さんがスピーチした。

ベスト10に選ばれた起業家のみなさんがそろって口にしていたのは、「既成にとらわれずにイノベーターになれ」ということ。トークセッションで田中正明さんが紹介した、日本で最初の会社とされる海援隊規約の「脱藩者であれ、海外への志を持て」という一節から、「脱藩者」というフレーズがスピーチやトークから多く聞かれた。未脱藩者、つまり過去にとらわれずに新しい道を拓くことが、これからの時代にも必要不可欠なのだろう。